概要

自分の興味ある分野について、調べたり、実際に手を動かしたり、分かったことをここにまとめている。

ubuntu 24.04 LTSをインストール

はじめに

Ubuntu 24.04 LTS Noble Numbatがリリースされて、もう少しで1年が経つ。充分に安定していると思われるので、22.04からクリーンインストールで24.04に移行することにした。

いつもは、日本語RemixのISOイメージからインストールしていたが、このバージョンから日本語Remixはリリースされないとのことなので、Canonicalのページからイメージをダウンロードし、インストールした。

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2次元円柱後流のシミュレーション

はじめに

2ヶ月前のこの投稿では、2次元円柱の周りの層流(Laminar Flow)について、ST formとVP formの各々の支配方程式を使って、シミュレーションした。

それ以降、時間範囲0〜60秒間の2次元円柱の周りの流れについて、種々のパラメータを変えてシミュレーションしたので、その結果をここでまとめる。

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DeepSeek-R1-Distill-Qwen-14B/32Bをベースに日本語追加学習を行ったLLMを使う

モチベーション

しばらく、PINNsやそれに関連したOpenFOAMを勉強していたが、昨日LLM界隈で大きなニュースがあった。LLM界隈だけでなく株価にも影響するインパクトがあったDeep Seek-R1を使ってみることにした。そのままでは自分の環境では使えないので、量子化によりコンパクトされたLLMを使った。

今回、量子化モデルをOllamaとOpen WebUIを使ってブラウザから使うようにしたので、その内容をまとめる。

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OpenFOAM環境を改善

はじめに

先日の投稿で述べたとおり、2次元の円柱周りの流れのチュートリアルを実施している。このチュートリアルを実施していて、自分の環境では、pyFoamPlotWatcher.py、gnuplotが使えなかった。この投稿では、それらの改善策についてまとめた。

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OpenFOAMによるカルマン渦

モチベーション

昨年末からPINNsを勉強し、2次元の流体に関してPINNs手法でモデルを学習し、そのモデルを使って予測させて来た。なかなか参考にした論文の結果を示さず苦労もした。こちらの投稿の「まとめ」でも書いた通りPINNs手法でカルマン渦の予測をしてみようと考えていた。

調べていく内に、この論文で「データを持たないPINNsは渦の放出を予測できない」との記述を知った。そうであるならば、先ずはOpenFOAMでカルマン渦のシミュレーションを行なってみようと考えた。

この投稿は、OpenFOAMでカルマン渦をシミュレーションした内容をまとめたものである。

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支配方程式の違い 〜 Unsteady-state Laminar Flow

はじめに

前回の投稿で、遷移状態のLaminar Flow(層流)について、ST型(Stress Tensor form)型の支配方程式を使って、PINNsによる学習と推論結果をまとめた。結果は、参考にしている論文の結果と違ったものになった。

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新・Unsteady-state Laminar Flow

はじめに

前回の投稿では、論文の内容を参考に遷移状態のLaminar Flowについて、VP型の支配方程式を使ってPINNsで再現するも、参考論文の値と大きく異なった結果となったことを述べた。今回ST型の支配方程式でも実施したので、その結果をこの投稿でまとめる。

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PINNs 〜 Steady-state Laminar Flow

はじめに

昨年末から定常状態の層流について、PINNsでシミュレーションしようとしていた。Cauchy stress tensor型のNS(Navier Stokes)方程式の導出が分からず、つまずいていた。一旦、Velocity-pressure型のNS方程式をベースとした支配方程式で、PINNsをコーディングした。それらしい結果が得られたので、この投稿でまとめる。

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